テクニック概要

症状、指標、カテゴリーから今必要な治療を
各セクションに沿ってアプローチしていきます。

SOTでは、体の歪みの状態が脊柱、骨盤、内臓、四肢、頭蓋骨のどこが原因で発生しているかを検査し、
治療に必要な箇所を特定します。SOTの特徴であるカテゴリー分析や体に現れるインディケーター(指標)を用い、
原因の原因を追究することで体に負担を与えず、より確実にアプローチすることを可能とします。
SOTを学ぶ上でベーシック、アドバンス、クラニアルと大きく3つに分類します。

ベーシック(骨盤、脊柱)

骨盤は人体を支える土台として、脊柱は体を直立に保ちます。これらは筋肉のアンカーポイント、そして臓器を支える作用がありますが、これと同様に骨盤、脊柱は神経を保護しています。SOTをはじめとするカイロプラクティックではここに注目をしており、更にSOTは脊髄を保護する硬膜、そしてその中を流れる脳脊髄液(CSF)に注目をおいています。
骨盤の安定性が失われ、脊柱の傾きが起こると硬膜が捩れ、筋肉、臓器をコントロールする神経系に問題が起こることで様々な症状が体に現れていきます。まずは立位分析やアームフォッサテスト、ヒールテンション、僧帽筋など様々な筋肉、靭帯、骨格を検査し、各カテゴリーに沿った手技、そしてブロックを使用し、骨盤、脊柱を整えていきます。

アドバンス(内臓、四肢)

四肢

長期間に及ぶ骨盤や脊柱の歪みは四肢に歪みを引き起こし(二次的サブラクセーション)、四肢の問題を見落とすと骨盤、脊柱の歪みが再び戻ってしまいます。また、事故や直接的な怪我、障害により四肢から骨盤、脊柱に問題も起こります。股関節、肩、肘、足関節など、どのように脊柱に影響を及ぼすかを判定し、その部位の治療を行います。

内臓

椎骨サブラクセーションが起こると神経の流れが滞り、椎骨に関連する内臓に様々な問題(体性内臓反射)が起こります。また、内臓の疲労による反射(内臓体性反射)は関連する硬膜、椎骨のねじれを引き起こします。後頭骨ラインを用いて椎骨を特定し、椎骨アジャストメントを行い正常な神経伝達を促し、CMRT(カイロプラクティック・マニュピュレーティブ・リフレックス・テクニック)を用いて各内臓の防御反射を除去し、機能を回復させます。

クラニアル(頭蓋骨)

頭蓋骨は15種23骨の骨で構成されていて、各々ごくわずかな動きが起こり、脳脊髄液(CSF)の流れを促し、神経システムを正常にしています。 しかし骨盤、脊柱の歪みにより頭蓋硬膜がねじれると、仙骨後頭骨ポンプメカニズムのバランスを失わせます。これがCSFの流れを妨害し、老廃物、栄養不足、神経エネルギーの妨害などが全身に起こっていきます。頭蓋骨のストレスを解除しCSFの流れを整えることで、脳と神経システムの正常な機能を回復させます。

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